沖縄県沖縄市の動物園「沖縄こどもの国」(神里興弘園長)で飼育されている国指定天然記念物で、絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメ15匹とセマルハコガメ49匹の計64匹が行方不明になっていることが6日、分かった。園は盗まれた可能性があるとみて、同日午後にも沖縄署に被害届を提出する予定。

(資料写真)国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメ

(資料写真)セマルハコガメ

国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメ

盗難されたとみられるリュウキュウヤマガメとセマルハコガメが展示されていた爬虫(はちゅう)類館=6日、沖縄県沖縄市の沖縄こどもの国

(資料写真)国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメ (資料写真)セマルハコガメ 国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメ 盗難されたとみられるリュウキュウヤマガメとセマルハコガメが展示されていた爬虫(はちゅう)類館=6日、沖縄県沖縄市の沖縄こどもの国

 同園によると、10月28日午後2時ごろ、飼育員が餌を与える際に気付いた。飼育場のネットを結ぶバンドが切られ、ネットの一部も外されていたという。周囲に防犯カメラが設置されていたが、樹木の死角と重なり、映像では確認できなったという。園は県文化財課にすでに報告している。

 園内では昨年9月にもリュウキュウヤマガメとセマルハコガメが行方不明になったといい、その後新たにネットを取り付けた。

 リュウキュウヤマガメは野生生物の取引を規制するワシントン条約の対象になっているが、国内外で高値で売買されることが多く、生息地の沖縄では密猟や盗難などが後を絶たない。神里園長は沖縄タイムスの取材に「貴重な2種類のカメが盗難に遭った可能性が高く、管理面が十分だったかどうか、今後検証したい」と話した。

 園では今年6月、ヤクシマザルが檻から逃走(後に確保)している。