「国が整備した施設で、消火設備は、きちんとしているはずなのに」。10月31日、午前7時半すぎ、県幹部は、県庁で首里城の正殿が焼き尽くされていくテレビニュースの映像を横目に、うなだれた。別の県幹部は、「今回の火災は、想定外だった」と声を落とした。

スプリンクラー未設置の正殿などが焼失した首里城=1日午前11時12分、那覇市首里当蔵町(小型無人機で撮影)
「大家さんは国だ」 首里城、スプリンクラーが未設置だったワケ
有料この記事は有料会員限定です。会員登録すると、続きをお読み頂けます。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
残り795文字