伝統文様を身に着けることでやちむんの魅力を感じてほしい-。沖縄を代表する陶器「壺屋焼」を広く周知するため壺屋陶器事業協同組合(島袋常秀理事長)は、菊やエビなど縁起の良い12種の文様をあしらった記念Tシャツを作成した。組合ではPRのため、限定150枚のTシャツ制作費をクラウドファンディングで募っている。

12種類の絵柄をあしらった、やちむんTシャツ

やちむんTシャツを手に支援を呼び掛ける壺屋陶器事業協同組合の島袋常秀理事長(中央)、同組合の相馬大作さん(左)、デザイナーの大森みゆきさん

12種類の絵柄をあしらった、やちむんTシャツ やちむんTシャツを手に支援を呼び掛ける壺屋陶器事業協同組合の島袋常秀理事長(中央)、同組合の相馬大作さん(左)、デザイナーの大森みゆきさん

 プロジェクトは22日から壺屋小学校である「壺屋陶器まつり」の40回開催を記念し、組合員で陶真窯の相馬大作さんらが発案。組合の定例会議で四つの案からデザインを決めて制作を始めた。

 使用されているのは幾何学文様や動植物、沖縄の風景と多様。菊は「長寿」、竜は「平和」など文様にはそれぞれに意味がある。相馬さんは「壺屋らしい縁起物のチャンプルーです」と笑う。

 制作を担当したデザイナーの大森みゆきさんも「着るだけでいいことが起こりそうなTシャツです」と語った。一方で、壺屋焼を取り巻く現状について「原材料となる陶土の確保や、陶工不足などの課題を解決するために新しい取り組みをしなければならない」とTシャツ制作の意図を説明する。

 島袋理事長は「『やちむん』を普段使いしている人や、陶工ですらその文様を意識する機会は少ない。支援を通じて壺屋のやちむんを深く理解してほしい」と呼び掛けた。

 クラウドファンディングのリターンは、支援金3千円でTシャツ1枚、5500円で同2枚。目標額は50万円。締め切りは24日。支援はクラウドファンディングサイト「Link-U(リンクユー)」で受け付けている。

 
支援サイトはこちらから。
沖縄とあなたをつなぐクラウドファンディング LINK-U
https://a-port.asahi.com/okinawatimes/projects/tsuboya_toukimaturi/