【松田良孝通信員】 1日付の台湾各紙は首里城の火災を大きく伝えた=写真。台湾からは年間90万人の観光客が沖縄を訪れており関心は高い。1992年の正殿復元でタイワンヒノキを入手して木材確保の課題を解決したことに触れ、「台湾ではすでにタイワンヒノキの輸出が禁じられている。今後の再建では木材の確保が再び課題となるだろう」(自由時報)と指摘している。

 自由時報は1面左上に火災前後の写真を掲載し、国際面で上半分以上を使って詳報した。首里城を「沖縄の精神の象徴」と表現し、日本の報道を引用しながら琉球王国の歴史や第2次大戦による焼失などを詳しく伝えた。

 写真やイラストを使った大胆な紙面構成で知られるリンゴ日報は1、2面を全面使って報じた。台湾からの沖縄観光について「首里城で火災が起きても、台湾人の沖縄旅行熱は変わらない」として、エアアジアが来年1月から沖縄台北路線に参入することを伝えている。沖縄向けクルーズ船の運航会社のコメントで「首里城の火災によって運航を取りやめることはない。首里城を訪れるツアーでは訪問場所を変更することになるだろう」との見通しを伝えた。