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オスプレイにモノレール…NAHAマラソンで話題をさらった仮装の“レジェンド” 引退理由を語る 

2019年11月12日 05:00

 12月1日開催の「太陽と海とジョガーの祭典」第35回NAHAマラソン。35回目の節目を迎える大会の歩みを振り返り、歴代の大会を彩ったジョガーや沿道を盛り上げた人々にNAHAマラソンに懸ける思いを聞いた。

沖縄都市モノレール(ゆいレール)の開業を祝って車両型に挑戦=2003年

マイバッグの仮装でエコをアピール=2007年

国際サンゴ礁年を記念してサンゴにふんした=2008年

新型インフルエンザ予防を呼び掛ける注射器をかたどった巨大かぶり物で=2009年

県内配備で揺れたオスプレイのコスチューム=2012年

大型のコスチュームで11回出場し、話題をさらった山本猛さん=15日、名護市・CALiN(カラン)カフェ+ザッカ

沖縄都市モノレール(ゆいレール)の開業を祝って車両型に挑戦=2003年 マイバッグの仮装でエコをアピール=2007年 国際サンゴ礁年を記念してサンゴにふんした=2008年 新型インフルエンザ予防を呼び掛ける注射器をかたどった巨大かぶり物で=2009年 県内配備で揺れたオスプレイのコスチューム=2012年 大型のコスチュームで11回出場し、話題をさらった山本猛さん=15日、名護市・CALiN(カラン)カフェ+ザッカ

 趣向を凝らした衣装やかぶり物でにぎやかなNAHAマラソンの中でも、名護市の山本猛さん(44)は伝説の仮装ジョガーだ。オスプレイ、風力発電、マイバッグにゆいレール…。その一年を表すコスチューム姿で完走し話題をさらった。

 「沖縄の一大イベントをただ走るだけでは面白くない。応援の人たちを楽しませたかった」と山本さん。

 初出場の「マングースとハブ」に始まった仮装は年々精巧かつ巨大になった。本番が近づくと仕事を休み、大工の腕を生かして作る衣装はまさに職人芸。注目も期待も高まり、見知らぬ人が「山本さん頑張れ」と声援を送るほど有名になったり、移住したばかりの名護で土地が借りやすくなったり。本人もびっくりの波及効果を生んだ。

 テーマは直前まで探し、「走りやすさは無関係」とクオリティーにこだわった。衣装が大き過ぎて手が動かせず、水を飲めなかったことも。段ボールや発泡スチロールの衣装は暑く、重さも5~6キロほどとこたえた。いかに涼しく軽く走るかを目指す他のジョガーの逆をいった。

 でも、目立つからには完走は譲れなかった。「いつもゴール直前で白目をむいて走った」と苦笑いする。

 毎年、ぶっつけ本番で衣装を着けてスタートラインに立つとブルーになった。そこで力になったのは声援だ。「沿道と一体化できるのがNAHAマラソンの良さ」と語る。

 大会が13年から日本陸連公認になり大型仮装が禁じられたのを機に、出場11回で引退した。ただ、今でも本物のパンで作った「リアルアンパンマン」はできないかなどつい構想が浮かぶ。「他の大会に誘われるけど、みんなで楽しめるNAHAマラソンがいい。衣装を着られるならまた出たい」と笑った。

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