太平洋戦争時に沖縄から持ち出されたものとみられる日章旗が米国で見つかった。所有者から依頼を受けた伊藤半次「戦地からの絵手紙」館(福岡県)の伊藤博文館長が持ち主を捜している。日章旗には「具志堅榮一君」「祈武運長久」とあり、「旭町内會長」ら多数の寄せ書きが見られる。

日章旗の写真を手に情報提供を呼び掛ける伊藤博文館長=6日、沖縄タイムス社

米国人男性が保管している日章旗。「祈武運長久」「具志堅榮一君」の文字が見える。

日章旗の写真を手に情報提供を呼び掛ける伊藤博文館長=6日、沖縄タイムス社 米国人男性が保管している日章旗。「祈武運長久」「具志堅榮一君」の文字が見える。

 日章旗を保管しているのは米国人男性で、亡くなった祖父が所有していたという。祖父は生前「爆撃手で沖縄戦に行っていた」と語っていたといい、伊藤館長は沖縄で手に入れた可能性が高いと見ている。来県して調べた結果、県護国神社に祭られている戦没者に「具志堅榮一」の記録はなかった。

 伊藤館長は「保存状態がよく、捕虜になる際に渡った可能性もあり、ご存命かもしれない。孫の男性には返還するか博物館に寄贈する意思があるので、情報がほしい」と話している。

 情報提供は伊藤館長まで、電話090(1482)8790。