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首里城再建へ6時間熱演 旗頭・エイサー・ダンス・バンド 糸満SUZAKUが企画 首里寒川町青年会が旗頭掲げる

2019年11月12日 07:29

 【那覇・糸満】「首里城のために上げる」-。首里城火災2日後の2日、那覇市の首里寒川町青年会の旗頭が、糸満市西崎町の糸満海のふるさと公園で開かれた再建寄付金を集めるイベントで掲げられた。地元の創作エイサー「創作演武団SUZAKU」の企画。呼応したダンスやバンドなど計14団体・個人による約6時間の熱演に、18万8478円が寄せられた。

首里寒川町青年会(奥)と、旗頭の舞台を提供した創作演武団SUZAKUのメンバー=2日、糸満市西崎町の糸満海のふるさと公園

首里城再建を願い、力強く空に掲げた首里寒川町青年会の旗頭=2日、糸満市西崎町の糸満海のふるさと公園

首里寒川町青年会(奥)と、旗頭の舞台を提供した創作演武団SUZAKUのメンバー=2日、糸満市西崎町の糸満海のふるさと公園 首里城再建を願い、力強く空に掲げた首里寒川町青年会の旗頭=2日、糸満市西崎町の糸満海のふるさと公園

 同青年会の亀島涼石会長(23)は「生まれ育った寒川の皆は落ち込んでいる。城があってこそ栄えた地元。再建のために何かできないかと思った」と話す。火災当日の10月31日午前6時ごろ、龍潭のほとりで首里城の猛火を見た。「どうなっているか見ておきたかった」と、住んでいる中城村から車で駆け付けた。

 何かしたかった。が、ふさぎ込んだ故郷で旗頭を演じるのは気が引けた。

 思いを巡らせる人は他にもいると思って翌1日に会員制交流サイト(SNS)で探し、創作演武団SUZAKUの再建チャリティー公演を知った。出たいと連絡した亀島さんは「いち早く再建のための旗頭を上げることができたのは糸満の人たちのおかげ。縁を大切にしたい」とかみしめる。

 SUZAKUは古武術や獅子舞、棒術も演じる。団長の玉城祐貴さん(24)=糸満市真栄里=は「首里城は沖縄の伝統芸能の発祥地であり、シンボルだから」と火災当日の午前中、まず開催場所と時間を決めて告知した。同じ創作エイサーの那覇太鼓や沖縄尚学高校チアダンス部などの出演希望が相次いだ。飛び入り参加もあった。

 玉城さんは「正直、急な公演にこれほど大勢の出演や観客が来ると思わず、首里城を思う皆の気持ちの強さを改めて感じた。再建まで道のりは長い。何カ月、何年たっても続けたい」と意気込んだ。

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