北九州市は12日、特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(同市小倉北区)について、工藤会側が公益財団法人「福岡県暴力追放運動推進センター」(福岡市)を介し、県内の民間業者に約1億円で売却する契約が正式に結ばれたと発表した。15日に建物解体に向けた作業が始まる。解体工事費などを差し引いた剰余金約4千万円は襲撃事件被害者への賠償金の一部に充てられる。

 工藤会の本部事務所=9月、北九州市小倉北区

 本部事務所を巡っては、センターがいったん工藤会側から買い取り、民間業者に転売する内容の覚書が今年9月、同会側と市、センターの間で締結。今月12日に基本合意書や土地売買契約書などが関係者間で交わされた。(共同通信)