沖縄県が4月に999万9千人と発表していた2018年度の観光客数が、大台の1千万人を超えていたことが12日までに分かった。全日本空輸(ANA)が18年7月14日から同年8月31日まで運航していた伊丹(大阪)―石垣線の乗客6240人分が、同社から県へ報告漏れとなっていた。

(資料写真)那覇空港

 県によると、県在住者以外の割合(混在率)を算出した乗客数を加えた、観光客数は1千万4千人前後となる見通しで、近日中に修正した観光客数を発表する。

 県は毎月、各航空会社などからの報告書を基に、観光客数を算出。今年4月にあった玉城デニー知事の定例記者会見で、18年度の観光客数が999万9千人だったと発表していた。

 今回の申告漏れは外部からの指摘で発覚。ANA沖縄支店の担当者によると同路線は、繁忙期などに合わせた期間限定の「夏季臨時増便」として運航していた。そのため、通常の定期路線とは別枠で集計をしていたため、報告書への記載が漏れてしまったと釈明している。

 県の担当者は「臨時便やチャーター便など事前の報告があれば、特別運航路線を把握できるものの、夏季繁忙期で路線拡充が図られる中、同路線の報告漏れを把握できなかった」と説明した。

 県観光政策課の平敷達也課長は「人為的なミスが重なり、迷惑をかけてしまった」と謝罪。「ハワイと同様に、4月に速報値を発表し、修正の可否を確認した上で、12月に確定値を発表するなどの対策を検討したい」と話した。