2016年4月の熊本地震で被災し、一部区間で運休が続いている第三セクター、南阿蘇鉄道(熊本県高森町)は13日、23年夏ごろに全線再開する見込みになったと発表した。同鉄道は立野駅(同県南阿蘇村)と高森(高森町)を結ぶ17・7キロの路線で、不通になっている立野―中松間(10・6キロ)を復旧させる。

 親子連れでにぎわう南阿蘇鉄道のトロッコ列車=2018年4月、熊本県南阿蘇村

 不通区間の工事を22年度中に終えた上で、試運転などの安全確認を進めて全線で再開させる。社長を務める草村大成・高森町長は13日、熊本市で記者会見して「復旧で、阿蘇地域のインフラがほぼ元に戻る。復旧時期を示せた意義は大きい」と強調し、観光客数の回復に期待を込めた。(共同通信)