12日夜に県内で目撃された大きな光る物体は、全国でも目撃例が相次いだ。会員制交流サイト(SNS)などインターネット上には「青緑色の閃光(せんこう)」「キラキラと複数だった」「おうし座流星群?」などの投稿が並ぶ。果たして正体は-。

東京大木曽観測所(長野県木曽町)に朝日新聞社と東大が設置している星空ライブカメラが捉えた「火球」=12日午後10時ごろ(朝日新聞社提供)

 石垣島天文台の施設責任者、花山秀和さん(42)は人工衛星の破片落下か散在流星の二つが考えられるとする。その上で目撃情報によると(1)見えた時間が1秒以下から長くて5秒程度(2)飛行機よりはるかに速く移動した-ことから「流星の中でも特に明るい火球(かきゅう)と考えてさしつかえない」と話す。「目撃情報による映像からは色がきちんと確認できず何ともいえない」と興味津々の様子だった。

 豊見城市の上空で12日夜、光を目撃した普久原朝宏さん(67)は「米スペースX社が11日に打ち上げたスターリンク衛星では」と見解を述べる。動画投稿サイト「ユーチューブ」には同衛星が12日夜、日本上空を通過している映像も公開されている。「その日は満月で月を見ている人も多かったと思う。それで目撃も増えたのでは」と推察した。

 那覇市牧志駅前ほしぞら公民館の田端研二館長(60)は考え込みながら「火球」の可能性を挙げた。目撃できたのが2秒程度だったとする情報から「衛星だともう少し長く見られるため」と説明。ただし本人は同夜、業務で見られなかったといい、「見たかった」と残念がっていた。(社会部・西里大輝、新垣玲央)