【東京】2019年度の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定書交付式が13日、東京・丸の内の東京会館で開かれ、沖縄の伝統芸能「琉球古典音楽」(歌三線)の中村一雄さん(73)=那覇市=ら7人に認定書が手渡された。

宮田亮平文化庁長官(左)から人間国宝認定書を受け取る中村一雄さん=13日、東京・丸の内の東京会館

 中村さんは「正式に認定書交付を受けて、あらためて保持者としての責任を感じる」と決意。戦後復興期に、県民が芸能に親しむ中で心の糧を得た経験を踏まえ「苦しい時にみんなで頑張れるのも芸能の力。火災で焼失した首里城の復元に向けて芸能で元気を出したい」と話した。

 文化庁の宮田亮平長官は「無形の技はわが国の歴史と風土で生まれた日本人の宝であり、人類共通の財産。これからも自身の技を錬磨し、後継者の養成にも力を注いでほしい」とたたえた。

 本年度は琉球古典音楽(歌三線)のほか、歌舞伎音楽竹本、人形浄瑠璃文楽太夫、歌舞伎脇役、長唄三味線、長唄鳴物、講談でそれぞれ人間国宝として認定された。(27面に広告特集)

(写図説明)宮田亮平文化庁長官(左)から人間国宝認定書を受け取る中村一雄さん=13日、東京・丸の内の東京会館