慶良間諸島は、沖縄県那覇市(沖縄本島南部)の西方約40キロの東シナ海上に点在する大小30余りの島々です。行政上は渡嘉敷島を中心とする渡嘉敷村と座間味島を中心とする座間味村の2村に分かれています。
2005年(平成17年)11月、渡嘉敷島西部の海域と、座間味島と阿嘉島の間の無人島を含む海域が、「慶良間諸島海域」という名称でラムサール条約湿地となりました。世界有数の透明度を誇り、これまで確認されているサンゴは248種類確認されていて、1月~3月にはクジラがやってきます。
慶良間諸島と沖合7キロまでの「慶良間諸島海域」は12月24日に国立公園指定が決まりました。渡嘉敷島在住の水中写真家として、慶良間諸島の魅力と課題をよりたくさんの方に見て、知っていただけたらと思います。
海水浴やシュノーケリングをしながら海の中をのぞいても、ダイビングをしていても、キラキラとまぶしく感じるほどの、世界屈指の透明度を誇る慶良間諸島。絵に描いたような青い海は「ケラマブルー」と呼ばれ、ダイバーの聖地とも言われています。
渡嘉敷島には海水浴とスノーケルができるビーチが2カ所あります。「とかしくビーチ」ではアオウミガメが観察でき、満潮時には食事している珍しいシーンが高い確率で見られたりします。そして、人の入らない所ではウミガメが産卵をしているという情報もあります。