【沖縄】「ほしい暮らしは自分たちでつくろう」をテーマに沖縄市主催の第3回リノベーションスクール@沖縄市の報告会がこのほど、沖縄市民会館中ホールであった。市の中心商店街やその周辺にある三つの遊休不動産を活用した新たな街の魅力づくりについて、受講生24人が全国の専門家らと一緒に3日間かけて考えたプランをオーナーに提案した。

中心商店街の空きスペースの再生案を発表するリノベーションスクールの受講生=沖縄市民会館

さまざまなアイデアを出し合ったリノベーションスクールの参加者

中心商店街の空きスペースの再生案を発表するリノベーションスクールの受講生=沖縄市民会館 さまざまなアイデアを出し合ったリノベーションスクールの参加者

 沖縄市中央の一番街で60年以上営業を続ける「宮城ストア」の一角でのわずか1・6坪のスペースの再生を考えたグループは、店先から「Uの字型」のカウンターをせり出させて、時間制で貸すアイデアを発表した。新たなことに挑戦したい人たちに使ってもらい、交流の場とする考え。「次世代型スナック でべそ」と命名。期間中に実際にカウンターを作って社会実験し、手応えも得た。

 考案メンバーの一人で市にある創業支援などを担うスタートアップ・ラボ・ラグーンのスタッフ、日高春奈さん(24)は「ラグーンにいると、1日に1~2人は『何か新しいことを始めたい』という人が来る。街ぐるみで新たなことに挑戦する人を応援できる場所やツールになればと思う」と話した。店主の宮城良市さん(67)は「若い人たちが知恵を出し合って街のことを考えているのがいい。『でべそ』がモデルとなって次々と広がったら街が面白くなるかも」と期待した。

 ほかに、店舗跡で仕込みや調理に手間や時間がかかる伝統料理の中身汁を、調理が得意な「お母さん」から手ほどきを受け、地域のみんなで、または観光客らの体験として一緒につくる中身製造工場にするとのアイデアが出された。ホテルだった建物を個性派のクリエイターらに貸し出す「暮らせるオフィス」の提案もあった。