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琉球漆器の文化財保持者、首里城「再建大丈夫」 

2019年11月19日 07:41

 首里城の漆塗り替えに責任者として関わった県指定無形文化財保持者(琉球漆器)の諸見由則さん(59)が首里城の火災を受け「本当にがっかりした。再建の計画などは決まっていないが、漆は材料も技術も大丈夫」と職人としての思いをにじませた。

首里城正殿の柱の塗装工程を説明する諸見由則さん=16日、浦添市美術館

 諸見さんは浦添市美術館が1日から17日まで開催した「諸見由則展」の一環で16日に開かれたギャラリートーク終了後に取材に応じた。火災が発生した10月31日は「知り合いから連絡があり、駆けつけた。午前3時ごろには龍潭付近に着いた」と振り返った。

 ギャラリートークでは2006年から携わっている経験をもとに、工程などについて説明。正殿の柱の塗り替えでは、元々の漆や下地をかき落とし、ひびなどをデイゴの木粉と漆などを混ぜたもので埋め、柱に布を張り、漆を塗っては研ぐ工程を何段階も重ねるという。「屋外の作業なので天候の影響があり、湿度の管理が大変だった。独自の漆を工夫した」などと話した。

 
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