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10分の1から首里城復元 県立博物館「グスク」展 戦後資料になった正殿模型を展示

2019年11月20日 09:00

 「グスク・ぐすく・城」展が19日、那覇市の沖縄県立博物館・美術館で始まった。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」がユネスコの世界遺産に登録されてから来年で20年を迎えることを記念したもので、近年の発掘調査の成果を交えて、「グスク」の全体像に迫る。

本物の10分の1サイズの首里城正殿模型を見学する関係者ら=19日、那覇市の県立博物館・美術館

 10月31日に焼失した首里城を復元する際の資料になったという正殿の縮尺10分の1の模型や、各地のグスクのジオラマ、1419年の中山による北山攻略の一場面を再現したバーチャルリアリティー映像なども公開されている。

 首里城正殿の模型は、1930年代に修復工事に携わった知念朝栄さんが中心となり、1953年に完成させた。実物の首里城は沖縄戦で失われたが、内部の様子なども詳細に再現れた模型は戦後の復元の資料となったという。

 開会式で新垣健一県文化観光スポーツ部長は「首里城の火災についてお見舞いと激励をいただいている。復興に向けて頑張っていきたい」と述べた。沖縄考古学会の上原靜会長は「グスクを県民に理解してもらえれば考古学の立場からはうれしい」と期待した。

 来年1月19日まで。観覧料は一般1100円(団体950円)、高校・大学生600円(同500円)、小中学生300円(同240円)。

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