沖縄県が999万9千人と発表した2018年度の観光客数が、航空会社の報告漏れで1千万人を超えていた件で、県が今年の8月下旬ごろ、すでに報告漏れを把握していたことが20日、分かった。把握から約3カ月が経過しているが、県はまだ修正値を発表していない。今月下旬の発表を予定している。

(資料写真)沖縄県庁

 県によると、8月下旬ごろ、7月の観光客数を集計した際に、全日本空輸(ANA)が18年の7月14日から8月31日まで運航した伊丹(大阪)―石垣線の輸送実績の漏れに気付いたという。

 県は同社へ詳細な数字を報告するよう求めたものの、報告書の提出は1カ月以上が経過した10月中旬となった。ANAは「夏の繁忙期だったため、提出が遅れた」としている。

 県は報告を受けて再集計を進めているが、主に職員1人が担当していることや、韓国からの観光客の急減への対応などで、確定に時間を要しているという。

 玉城デニー知事からは早期の正確な数値の把握と修正、再発防止に努めるよう指示が出たという。

 県幹部は「観光客数が変動したため、観光消費額など一部の観光統計も修正しており、時間がかかっている」と説明した。