台風19号の被災地各地で、浸水被害を受けた住宅から災害ごみの搬出や汚泥除去が進む中、支援団体が水分を含んでしまった断熱材の早期取り出しを呼び掛けている。過去の水害では放置したことでカビが広がったケースが多く、担当者は「早期の除去は修繕費を抑えることにもつながる」と訴えている。

 台風19号の浸水被害を受けた住宅で、壁から水分を含んだ断熱材を取り出すボランティア=18日、福島県いわき市

 「壁の断熱材にこんなにも水がたまっているなんて知らなかった。早めに対策ができて良かった」。夏井川の氾濫で、福島県いわき市の自宅が約50センチ床上浸水した主婦(60)は今月18日、除去が済んで笑顔を見せた。

 断熱材は、冷暖房のエネルギー効率を高めるなどの理由で使われている。(共同通信)