那覇市樋川にある農連市場。
深夜2時ごろになると、開店の支度をする人たちの姿がある。
一品、一品、棚に商品を並べ、客を待つ。
こうして市場の朝が始まる。
1953年の開設以来、農連市場は沖縄の食を支えてきた。
多くの人から親しまれた「食の台所」だが、老朽化や防災設備が十分でないことを理由に再開発されることになった。
取り壊しは市場の北側が2015年12月、南側が2017年8月に始まる。
すでに仮設店舗の建設は始まっており、早ければ9月下旬には北側の店は仮設店舗に移動することになる。南側は2017年4月ごろに移動は始まる見通しだ。
1953年から続いてきた市場の光景は、今月から、刻々と変わり始める。