県立博物館・美術館のコレクション展で展示されていた県系作家の故タカエズトシコさんの作品「森(黒)」(1987年制作)の一部が来場者に押されて破損していたことが22日、分かった。

沖縄県立博物館・美術館(資料写真)

 仲嶺香代副館長によると破損したのは作品の一部で高さ273・8センチの陶製の立体の上部3分の1程度。6日、来場者が転んだ弾みで作品を押すような形になり破損した。来場者にけがはなかった。

 仲嶺副館長は「お客さまの安全や作品の保全について反省している。修復について専門家に相談する」と話している。

 タカエズさんは1922年ハワイ生まれの県系2世で2011年に死去。「クローズド・フォーム」と呼ばれる造形美で知られ、1987年にホノルル市より人間国宝賞を受けるなど、多くの受賞歴がある。作品は2010年に県に寄贈された。