大反響! IC機能付きフィギュア

 この独自システムが生んだ最初の象徴と言えるのが、花笠マハエのフィギュア(税込2000円)だ。キーホルダータイプとなっており、足元部分にIC機能が搭載されている。端末にタッチする瞬間は、まるでマハエと小旅行に出ているようで心が躍る。

 これがかなりの大反響で総製作数5000個に対し、約3000個が予約段階で売れた。店頭販売が半数以下になってしまうという嬉しい悲鳴に。

 これも今後はデザインバリエーションの展開を考えているところだと言う。現在、県内のファミリーマート全店で発売中。限定販売なので各店舗へ問い合わせるとよろしいだろう。

 

県民は便利だけど観光客はどうなの?

 観光客の利便性について話を戻そう。
 沖縄県の補助金事業となれば県民交通の利便性だけでなく、仮に全国対応だった場合には県外客へのサービス向上という側面で見ても、観光経済の底上げに繋がったのではないだろうか。観光客への顧客満足度を高めていく展開も聞いてみた。

 「ゆいレール那覇空港駅改札での混雑を緩和できるよう、到着ロビーに販売ブースを設け、沖縄に降り立つ前にOKICAを手に入れられるよう、航空会社と連携して機内販売するなども検討しています。今は導入初期で観光客の方にとっては至らない部分もあるかも知れませんが、"沖縄ではOKICAが1枚あればどこでも使える"という存在に高めていきたいです」

 ならうべき例としては、香港のオクトパスカードがある。電車・バス・フェリー・ケーブルカーまでを網羅した主要交通との連携や、駐車場料金の支払い、電子マネーの機能も搭載する。さらにはセキュリティーキー機能も搭載し、独自システムによる多機能性を可能にしている。

 

「沖縄ではこれ1枚」をめざして

 発売1年目(2014年10~2015年9月)の販売予測枚数34000枚に対し、すでに2015年3月末時点で38000枚の販売を達成しているOKICA。

 「満足度を高めるための新たな展開を見据えています。ユーザー側からの提案もお待ちしていますし、将来的に地域経済の活性化のモデルケースになればと思います」

 「沖縄を変える」というOKICAの名称の由来通り、沖縄の交通の流れを変える起爆剤になるのか。今後の展開に大いに期待したい。