企業理念は「頑張るぞ!」。ウェブコンテンツ制作などを手がけるバーグハンバーグバーグ(東京都目黒区)。ポリシーは「ふざけたことしかやらない」という会社だ。
 面白いコンテンツを集めた自社メディアの「オモコロ」は立ち上げから10年続けており、月間500万PV、記事広告は平均4万PVを稼ぎ出す。
 順調に見えるが、ウェブディレクターで広報担当の徳谷柿次郎さんは「オモコロ単体で赤字は6年続いた。社長のポケットマネーでやってきた。メディアの運営はなかなか難しい」と振り返った。
 経験からはじき出したオウンドメディア成功には、「最低でも1年は続ける覚悟と体力」と断言。結果が出るまでには半年以上かかることに加え、資金とコンテンツを続けるといった基礎的な体力が必要だという。
 「オウンドメディアは日々、発信しないといけない筋トレみたいなもの。全てがネタになると思って毎日過ごしていれば、記事を書く感覚が身についていく」
 バーグハンバーグバーグは、ケンタッキーフライドチキンの新感覚スイーツ「クラッシャーズ」のキャンペーンを手がけた。スマホの画面がクラッシュしていたら無料になるというコンセプトをPRしたところ(http://www.appps.jp/152567/ 3月1日限定実施)、ツイッターなどで数万人以上に拡散し、店舗でスマホ画面を割る人も登場した。他にもチケット販売の「ぴあ」と共同で、「オモトピア」(http://ure.pia.co.jp/list/media?c=omotopia)のコンテンツを制作するなど、仕事は多岐にわたる。
 多くの人を引きつけるヒットコンテンツをつくるための企画・発想力はどう養えばいいのか。
 「独学で主体性と目標を持ってインプットし、自分が面白いと思う人たちと過ごすことが大事」だと提言。「アイデアに限界を感じたら、ダジャレに頼ってもいい。クラッシャーズもそこから生まれた。ダジャレがはまるとすごい力が生まれる」と力説した。
 会場には、事前に登録した参加者ら40人が集まり、コンテンツ作りにおける課題や事業を生み出す経緯など、質疑応答なども活発に行われた。琉球インタラクティブのマーケティングプランナー、金城一平氏は「誰もがインターネットを使って情報発信できる時代。自分でメディアを運営することで、集客の幅を広げ、お客さんとこれまでにない形のコミュニケーションが可能になる。沖縄でも今後、オウンドメディアは確実に広がっていく」と指摘した。