機関故障で漂流していたミニボート乗船者2人を迅速に救助したとして、中城海上保安部(江口圭三部長)は21日、佳穂丸の嶺井裕之船長(40)と宜野座漁業協同組合の許田一文さん(45)に感謝状を贈った。救助された乗船者にけがはなく、江口部長は「非常に貴い活動だ」と感謝した。

江口圭三部長(右)から感謝状を贈られた嶺井裕之さん(中央)と許田一文さん=21日、金武漁業協同組合

 10月25日午後5時ごろに中城海保から救助要請を受けた許田さんは、帰宅しようとしていた嶺井さんとともに救助に向かった。2人は同5時13分ごろ、浜田漁港沖約2キロの地点で漂流するボートを発見し、救助した。

 許田さんは「緯度経度を聞いていたのでスムーズに見つかった」と振り返る。中城海保によると118番通報があった際、携帯電話の衛星利用測位システム(GPS)から位置情報を特定できたことが早期発見につながった。

 表彰後、許田さんは「乗船者2人とも元気そうでよかった」、嶺井さんは「何事もなく何より。うれしいです」と控えめに喜んだ。

 中城海保は安全にマリンレジャーを楽しむためにも、天気予報の確認や出航前の整備点検を行い「何かあれば118番を」と呼び掛けた。

(写図説明)江口圭三部長(右)から感謝状を贈られた嶺井裕之さん(中央)と許田一文さん=21日、金武漁業協同組合