海外からの人気が高いBABYMETAL。
アイドルとヘビーメタルの融合をコンセンプトに2010年結成。印象的なビジュアルに幼い声と重厚感あるギターとドラム。アイドルファンだけではなくメタルファンをも虜にし、さらにはレディーガガのライブツアーオープニングアクトを務めるなどワールドワイドに活躍しています。
そして、今絶大な人気を誇るももいろクローバーZ。
その前身となるももいろクローバーの結成は2008年。代々木公園で路上ライブをこなし、その代々木公園のすぐ近くにNHKホールがあることから、いつかNHK紅白歌合戦に出るという夢を語ったエピソードがあります。そして、2012年の紅白に初出場、見事その夢を叶えました。
この二組は卓越したパフォーマンスでファンを楽しませていますが、注目すべきはそのコンセプトとストーリーです。
■具体性のある「ファンが楽しめる」コンセプト
ビジュアル、音楽性、活動目的など、アイドルには存在するためにコンセプトをもつ必要があります。
大抵のご当地アイドルには地域の活性化、商品PRなどの目的があります。しかしこのコンセプトから利するのは地域、商品を売っている企業であり、ファンではありません。自分らの都合を押し付けたところで、それでファンが増えるはずないのです。
まずはファンになりたくなる、ファンが楽しめるようにコンセプトを作り変える必要があります。
特産物のPRなら、美味しさを知ってもらう。地域の活性化なら、地域の面白さ、楽しさを伝える。それを良い歌詞と曲で表現し、アイドルがパフォーマンスするのです。
コンテンツ・パフォーマンスに落としこむためにも、コンセプトは具体性が重要です。