那覇空港の第2滑走路の供用開始で、「年間を通じて安定的に運用できる発着回数」は現行の約13・5万回から1・8倍の約24万回に増える見通しだ。発着回数は当初約1・4倍と見込まれていたが、2本の滑走路の飛行経路を分離することで独立した運航が可能になり、受け入れ規模が大幅に拡大する。

那覇空港滑走路増設後の運用方法

 第2滑走路に着陸した航空機が旅客ターミナルに移動するため、現滑走路を横切る必要もあり、発着回数は単純に倍増とはならない。

 国土交通省は現滑走路を「離陸優先」、第2滑走路を「着陸優先」で使用することを想定しているが、当初は現滑走路からの出発経路と第2滑走路で着陸をやり直す際に通る「進入復行経路」を同方向に描いていた。

 この場合、航空機が接近しないよう離着陸のタイミングをずらして運航しなければならず、安定的に運用できる発着回数は約1・4倍の約18・5万回にとどまっていた。

 ただ、2018年度の実績は16万4千回に上り、県経済界からは第2滑走路ができても、早期に過密化すると懸念する声が上がっていた。

 これに対し、菅義偉官房長官が3月に来県し、「飛行経路を見直すことによって、発着枠を24万回まで引き上げる」と表明。「進入復行経路」を大きく西側に描き、出発経路と分離させる運航方法に変更した経緯がある。