キャッシュレスの電子チケットで便利に乗車(船)し、目的地までスムーズに移動できる八重山観光の実現を目指す実証実験が26日、石垣島と竹富町の島々で始まった。石垣市や琉球銀行など県内外7団体・企業の連携体が実施し、開発したスマートフォンのアプリを通してサービスを提供する。期間は来年2月末まで。

電子チケットによる乗車のデモンストレーションで、運転手にスマホを提示する女性=26日、石垣市美崎町の石垣港離島ターミナル

 移動を単なる手段だけではなく一元的なサービスとして捉える国土交通省の「Mobility as a Service(移動手段のサービス、MaaS=マース)」事業。

 公共交通事業者の船舶2社、バス3社、タクシー6社の計11社が参画。目的地までの経路について「早い・安い順」の選択肢から利用者にとって最適な組み合わせを提供する。沖縄セルラーアグリ&マルシェのアプリ「沖縄クリップ」から「コーラル(Co.RAL)」に入って利用する。希望の経路の料金をクレジット決済し、スマホ画面の電子チケットを提示するだけで乗ることができる。「マングローブクルーズ」などのツアーも購入できる。石垣市であったセレモニーで中山義隆市長は「観光客の利便性が向上する」、西大舛高旬竹富町長は「地域活性化の起爆剤になる」と期待。琉銀の川上康頭取は「連携体と総力を挙げ取り組む」と意気込んだ。