沖縄県人事委員会(島袋秀勝委員長)は27日までに、島尻消防組合消防本部(南城市)が男性司令補(50)をパワーハラスメント(パワハラ)などを理由に懲戒処分としたことに対し、処分を取り消すよう命じる裁決を出した。男性の審査請求が認められた形となり、同消防は「真摯(しんし)に受け止めたい」とコメントした。

 同消防は職場内のアンケートやメール文面などを基に2018年3月、男性を「パワハラ」「脅迫メール」「現場指揮における内部規定違反」を理由として減給10分の1(6カ月)とし、男性が人事委に不服を申し立てしていた。

 人事委はパワハラについて「被害者の特定、事情聴取などを行っていない。処分事由のいずれも認めることができない」と結論付けた。

 男性は沖縄タイムスの取材に対し「処分するならきちんと調べるべきだった」と語った。

 同消防の屋比久学消防長は「裁決をしっかり受け止める。今後、再審するかは管理者などと相談したい」と述べた。