詐欺事件の被害者への賠償に充てられる不動産を差し押さえられないよう元妻に譲渡したように見せ掛けたとして、強制執行妨害目的財産損壊などの罪に問われた元タレント羽賀研二(58)=本名・當眞美喜男=と元妻の當眞麻由(42)の両被告の初公判が27日、那覇地裁(大橋弘治裁判長)であった。両被告は「そのような事実はない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 起訴状によると、羽賀被告は2017年1月、約3億9千万円の被害賠償を命じた大阪地裁判決に関する強制執行を免れようと、所有する県内不動産を、協議離婚に伴う財産分与として麻由被告へ譲渡したように装った疑いがある。

 検察側は冒頭陳述で「離婚は財産分与を装うための手段だった」と主張。弁護側は「譲渡を装った事実はない」として同罪は成立しない考えを示した。