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首里城火災から1カ月「人的要因の可能性もゼロではない」 延べ800人投入、原因究明に時間

2019年11月30日 04:48

 首里城火災発生から1カ月。出火原因の究明に向け実況見分を続ける沖縄県警と那覇市消防局は、これまで延べ800人(消防472人、県警約360人)を現場へ投入してきた。「9割以上が灰」(消防関係者)と化した中でめぼしい物的証拠は残っておらず、回収物の鑑定に時間を要している。捜査関係者は、出火要因の可能性として電気系統のトラブルを挙げる一方、「人的要因の可能性もゼロではない」としている。

首里城火災 実況見分見取り図

歓会門前で立ち止まり、火災に遭った北殿を見つめる観光客ら=29日午後、那覇市・首里城公園(国吉聡志撮影)

首里城火災 実況見分見取り図	歓会門前で立ち止まり、火災に遭った北殿を見つめる観光客ら=29日午後、那覇市・首里城公園(国吉聡志撮影)

 沖縄美ら島財団など関係者約50人への聴取と、首里城公園内約50台と周辺の防犯カメラの解析から、捜査1課は「外部侵入による可能性は低い」とする。

 実況見分は順次、エリアを広げて実施している。消防によると、正殿北側エリアを12分割して番号を振り、各エリアの灰やがれきを同じくエリア別に番号を振った御庭(うなー)に移動。灰をふるいにかけて微細な資料の選別収集を続けている。

 消防関係者によると、現在12エリアのうち8エリアで見分を終了。残り4エリアも順次実施する予定だ。

 回収物の鑑定は県警科学捜査研究所が現在続けているが、県警によると今後県外の専門機関に委託する可能性もある。

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