大弦小弦

[大弦小弦]「4番は取られるし、打点も超されるし嫌だなと…

2019年11月30日 10:27

 「4番は取られるし、打点も超されるし嫌だなと思っていた」。プロ野球パ・リーグで43本塁打を放ち、2年連続で本塁打王とベストナインに輝いた西武の山川穂高選手(28)は表彰式で喜びだけでなく、辛酸をなめた悔しさも正直に語った

▼今季、開幕から驚異的なペースで本塁打を量産し、前半戦で29本塁打。5月には通算321試合で通算100本塁打の日本選手最速記録も達成したが、前半戦終盤からスランプに

▼夏場も不振は続き、8月中旬には中村剛也選手(36)に4番を明け渡した。2年ぶりに4番へ入った本塁打王6度のベテランが持ち味を発揮。打点で山川選手を追い抜き、4年ぶりに打点王に輝いた

▼中村選手は似たタイプの右の長距離砲として入団前からの憧れ。打順を下げ、4番を打つ先輩から学んだのは本塁打にこだわらない状況に応じたチーム打撃の流儀だった

▼故障や不調から一時は引退を考えたと明かす先輩の復活劇に刺激を受けた。冒頭の「嫌」にはライバルとして競闘したいとの尊敬の念がある

▼来季から背番号3に変わる山川選手の目標は打率アップ。全打席本塁打を狙う豪快さにミートの率向上が加わればまさに鬼に金棒だ。今季果たせなかった50本塁打がみえてくれば、リーグ3連覇、3年連続本塁打王、三度目の正直での日本一へも期待も膨らむ。(石川亮太)

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