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過去最高の県民所得になった沖縄 それでも全国では11年連続ワースト

2019年12月2日 16:31

 沖縄県統計課は29日、2016年度の県市町村民所得(県民所得)を発表した。雇用者報酬、企業所得、財産所得を人口で割った1人当たりの県民所得は、前年度から5・6%増の227万3千円で、過去最高を記録した。上昇は4年連続だが、都道府県別では11年連続ワーストの47位だった。46位は宮崎県の240万7千円。県内市町村別の最高は、13年連続で北大東村(478万4千円)だった。同村を含む23市町村が県平均を上回った。

空から見た那覇市

空から見た那覇市

 2位は南大東村の403万2千円。与那国町402万3千円など離島の町村が続いた。

 県民所得の増加率は、39市町村が前年を上回った。最も上昇率が高いのは与那国町と南大東村の各21・8%。与那国は陸上自衛隊駐屯地の建設工事に伴う雇用者報酬増、南大東はサトウキビの増産で企業所得が増えた。続く多良間村は20・5%で、公共工事の発注が雇用者報酬を引き上げた。

 県企画部は好調な建設業が所得を引き上げている見方を示し、宮城力部長は「地域特性を生かした優位性のある産業振興、雇用の質の改善などで離島で稼ぐ力を高めたい」と述べた。

 地域別の経済成長率は全地域でプラス成長を持続。公共・民間工事が増えた宮古地域の伸びが著しく、県平均4・2%を大幅に上回る9・9%だった。

 市町村内総生産(県内総生産)は好調な観光を背景に、建設業や宿泊・飲食サービス業などの増加で前年を4・2%(1715億円)上回る4兆2820億円となった。

 県民所得は3兆2714億円で6・0%(1846億円)増えた。市町村別では那覇市の8196億円が最高。浦添市2777億円、沖縄市2676億円が続いた。県内を6地域に分けた地域別で最も高かったのは、中部の1兆3431億円。次いで那覇、南部(那覇除く)5823億円だった。

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