島尻消防組合消防本部(南城市)で2017年、職場で暴力や賭博行為があるとして、関係者が処分されていたことが1日までに分かった。同消防は取材に対し「当時調べた上で口頭や文書で注意した」と話している。

「現場到着までの時間を短縮して報告」

 また、複数の関係者が沖縄タイムスの取材に対し「『通報から現場到着までの時間が短縮されて報告書に記載されている』と所属部署に当時訴えた」と証言した。短縮時間は1~2分程度という。

 島尻消防によると、2017年9月に暴力行為について内部から訴えがあり、部下を殴った職員を文書による厳重注意処分とした。同年10月、総務省消防庁を通じてボウリングと高校野球の賭けについて確認があり、ボウリングについては29人が100円単位で賭けていたことが判明。口頭での注意処分とした。

 野球賭博については調査対象者が否定したが、元職員の1人は取材に対し「自分も1口500円で賭けたことがある」と証言した。さらに島尻消防の監督機関が南城市と八重瀬町にまたがっていることを挙げ「監視の目が行き届かず、横暴な行為が許されている。管理監督責任を問うべきだ」と批判した。

 現場到着までの時間を短縮して報告されていたとの指摘に対し、屋比久学消防長は「把握していないが必要なら調べる。職場内で信頼関係が築けていればその都度対応し、解決していたと考えている」と語った。