【浦添】防災知識を学び体験する講座「たのしく!BOSAI」(主催・市立中央公民館)が11月17日、同公民館であり、子連れ家族など約10人が参加した。災害ソーシャルワーカーの稲垣暁さんを講師として、地震や台風など身近に起こりうる災害について学び、仲間樋川での水くみを体験した。

災害時に効率良く水を運ぶ方法を試す防災講座の参加者ら=17日、浦添市仲間・仲間樋川

 災害時は、食事やトイレなど生活に欠かせない水をどう確保するかが課題だ。稲垣さんは「4人家族が1日にトイレで流す水は200リットル(浴槽1杯分ほど)。でも約20リットルの水ですら重く、運ぶのは時間がかかる」と説明。参加者と安全に、早く、一滴もこぼさずに運ぶ方法を考えた。

 用意された道具はバケツ、ペットボトル、段ボール、ビニール袋、台車、キャリーケースなど。稲垣さんは、組み立てた段ボールにビニール袋をかぶせ、キャリーケースやリュックに段ボールごと入れる方法を提案した。

 中央公民館から約600メートルの仲間樋川までは徒歩20~30分の道のり。参加者はペットボトルに水を入れるのにもビニール袋でじょうろを作るなど工夫した。参加者の上地秀昂ちゃん(5)は約20リットルの水が入ったキャリーケースも「重くないよ」と押してみせた。

 大嶺孝子さん(67)は「ビニール袋が役立った。みんなでアイデアを出し合うことも大切。災害時のためにリュックとビニール袋は準備してみようかな」と新たな学びがあった様子。稲垣さんは「今日知ったことをぜひ周囲にも伝えてほしい」と呼び掛けた。

 同講座は24日にも行われ、災害食の調理体験などがあった。