暴力行為や賭けなどの問題が相次いで発覚している沖縄県の島尻消防組合消防本部は3日、南城市の同本部で臨時の正副管理者会議を開き、外部識者ら第三者による調査委員会を設置することを決めた。同消防の管理者である瑞慶覧長敏南城市長は「できるだけ早く設置して、問題一つ一つを検証したい」と話した。

一連の不祥事発覚を受け、臨時の正副管理者会議を開いた島尻消防本部=3日、南城市玉城屋嘉部の同本部

 会議には副管理者である新垣安弘八重瀬町長や同本部の幹部が出席。処分済みの事案も含めて、第三者委で改めて調査していく考えを確認した。

 会議は非公開で、終了後に瑞慶覧市長が報道陣の質問に対応した。瑞慶覧市長は「県人事委員会の懲戒処分取り消しを契機に、過去のさまざまな問題が表に出てきたと考えている。報道内容と会議の中で受けた説明が異なる案件もあった。今後、第三者委を通じて調べていく必要がある」と語った。

 同消防では2017年、部下を殴った職員を文書による厳重注意処分、100円単位の賭けボウリングを行った29人を口頭で注意処分にした。また、13年に昇任・昇級の規則を飛び越えて昇級する「飛び級」について内部などで批判が起き、翌年に規則を改正していたことが明らかになった。