島尻消防組合消防本部の10月の救急活動記録票の一部が改ざんされたとの指摘が出ている問題で、隊員の一人が5日、「決裁を回している途中で、決裁印を押す管理職の一人が救急車両の出動時刻を『20時28分』から『20時26分』に2分縮めるよう指示していた」と沖縄タイムスの取材に証言した。

消防車両(資料写真)

 隊員は「書き換えは恒常的に行われていた。またかという思いだった」と語った。別の職員は「時間短縮記載は傷病者から訴えられたときのためにより早く行動していることを証明したり、全国の統計と比べて見劣りしたりしないようにするためだ」と話した。

 一方、同本部は5日、事故が起きた10月14日に出動した隊員と担当課長のうち延べ5人に3~4日に聞き取り調査した結果、「時間の違いは通常の修正で、改ざんや強制的な書き換えはなかった」という認識を改めて示した。

 その上で、調査した隊員から「修正した経緯の説明がなかった」という不満の声や「第三者委員会で話す」と証言を避ける隊員がいたことを明らかにした。

 同本部は「今後はそのような誤解が起きないよう、修正がある場合は、理由を出動隊員に周知し、納得した上で決裁するようにしたい」と述べた。