沖縄県内で大麻取締法違反容疑での摘発が年々増えている。沖縄県警によると、今年1~10月の摘発は121人で、昨年同期比49人増で約1・7倍となった。5年前の2014年と比べると、10月末時点で既に約3倍に達している。

沖縄県内の違法薬物摘発者数の内訳

 大麻は若者の間でまん延が指摘されており、今年は高校生9人を含む未成年17人が所持や譲渡などの疑いで逮捕、書類送検される事件もあった。背景には外部の目が届きにくい会員制交流サイト(SNS)でのつながりや、通信内容が暗号化されるSNSアプリの普及などがあるとみられる。県警組織犯罪対策課は「若者の中で『大麻は危険性や依存性が低い』という誤った認識が広がっている可能性がある」と懸念する。

 また、大麻は種子からの栽培も可能など流通しやすい特徴があるという。

 10月に明らかになった事案では、県外から大麻草の種子を持ち込んだ夫婦が自宅で水耕栽培して乾燥大麻を製造、知人に販売していた。