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90デシベル以上63回 米軍機の大きな騒音にさらされる保育園 聴力障害になる恐れの音も

2019年12月9日 05:10

 沖縄県宜野湾市にある緑ヶ丘保育園の屋上では、米軍機が同園上空を飛行する様子がたびたび確認されるなど、日常的な騒音被害がなおも続いている。同所に測定器を常設し、騒音被害を調べている琉球大学の渡嘉敷健准教授によると、2018年11月14日から19年9月19日の310日間で90デシベル以上の騒音が計63回測定された。100デシベル以上も計19回あり、最大は19年3月14日の111・1デシベルだった。

オスプレイやヘリが駐機する普天間飛行場=宜野湾市

 「騒音の大きさの目安」では、110デシベルは「自動車のクラクション(直近)」に匹敵し「聴力機能に障害」を及ぼす可能性があるとしている。90デシベルも「騒々しい工場の中」で「うるさくて我慢できない」レベル。

 90デシベル以上の騒音が計測された回数は、月別では今年8月の9回が最多。9月も19日までの計測で8回計測され、2番目に多かった。期間中では、一度も計測されない月があった一方で、19年の7月3日から9月19日にかけては24回計測されるなど、時期による偏りも大きい。

 渡嘉敷准教授は「(偏りには)嘉手納基地の使用状況と関連性があるのではないか」と分析し「嘉手納と普天間につながるエリアは常に騒音にさらされている」と話す。

 また「90デシベルは相当大きい音だが、80デシベル以上となると、この倍以上(の数字)にはなる」と、米軍機による日常的な騒音の数はさらに多いと指摘した。

 
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