鳥取県境港市渡町の日御崎神社で8日、国の選択無形民俗文化財で師走恒例の「竜巻き神事」が行われた。竜に似せて約25メートルの長さに編んだわらを神木に7回半巻き付け、今年の農作物の収穫に感謝した。同県西部や島根県出雲地方で残る風習という。

 神木に巻き付けられた、竜に似せて編んだわら=8日、鳥取県境港市

 手で刈り取った軽トラック1台分のわらを氏子12人が幾重にも編み、竜が出来上がった。これを、樹齢500年とされるイチョウの幹に「あと3回り」などと声を張り上げながら巻き付けた。竜が天から降りて恵みをもたらす様子を表しており、1年間、巻いたままにしておく。(共同通信)