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有害なPFOS含む消火剤が漏れ出す 普天間飛行場で米軍「基地外への流出ない」

2019年12月10日 08:00

 沖縄県の米軍普天間飛行場内の格納庫で消火システムが誤作動を起こし、有害な有機フッ素化合物のPFOS(ピーホス)を含んだ泡消火剤が漏れていたことが9日、分かった。米軍から情報を受けた沖縄防衛局が6日に沖縄県と宜野湾市に連絡した。防衛局によると米軍は「漏出したほぼ全ての消火剤は除去され、基地外へ流れたことは確認されていない」と説明している。

(資料写真)米軍普天間飛行場

 普天間周辺の河川ではPFOSが高濃度で検出され、基地との関連が指摘されている。河野太郎防衛相は外相時代の今年6月に玉城デニー知事と面談した際に「米軍は普天間の消火剤をPFOSを含まないものに転換中」と説明していた。

 防衛局は消火剤が漏れたのは5日午後で、格納庫内の消火システムに関連する装置の操作を誤ったことが原因としている。

 米軍は「現地の環境担当者の評価で環境への影響はほぼなく、公共への安全性への懸念もない」とし、再発防止のため消火装置を扱う米兵と雇用者の再教育を徹底したとしている。

 一方で、漏れ出た消火剤の量や誤作動の原因は明らかにしていない。県と宜野湾市は防衛局を通じて米軍に詳細を問い合わせている。県は詳細を把握した上で対応を検討する。

 沖縄タイムスは米軍に、環境への影響はないとする基準などを問い合わせているが、9日夜時点で回答はない。

 米側は5日の夜に防衛局に漏出の情報を提供した。防衛局はあらためて米側に情報を確認した上で、6日夜に県と宜野湾市に連絡。県が9日に報道機関に情報を公開した。

 

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