県内の百貨店や大手スーパーが歳暮ギフトの販売に力を入れている。デパートリウボウはフグ料理セットや石垣牛の詰め合わせなど全国各地の高級食材を用意。イオン琉球は久米島産車エビやもとぶ牛などの産地直送品を取りそろえた。サンエーはローソン傘下の高級スーパー「成城石井」のワインやジャムを扱う。年末商戦の売り上げで大きなウエートを占める歳暮需要の取り込みへ、三者三様の品ぞろえで他店との差別化を徹底する。(政経部・仲田佳史)

特設コーナーでお歳暮の品物を選ぶ買い物客=13日、那覇市久茂地・デパートリウボウ

 リウボウは売り上げ目標を前年比3・4%増に設定。百貨店ならではの「いいモノ」を求めるニーズに対応し、約800点を販売する。すぐ開けて食べられる菓子類などの3千円台、ワインやハムなどの5千円台、高級肉や果物などの1万円台と、の販売が目立っている。

 担当者は「主に、3千円台は企業向け、1万円台は特別な個人に、5千円台はその両方にと傾向が分かれている」と話す。10月の消費増税の影響は表れておらず、売れ行きは堅調という。

 イオン琉球は4千~6千円の産直品の販売が順調という。担当者は「ギフトパンフレットの最初のページに掲載するなど浸透に力を入れてきた。県外向けにプレミアム感ある産直品を贈るのが定着しつつある」と話す。

 前年比10%増の目標を掲げ、週末の販売を強化する。13日から15日までの3日間は大型スーパー(GMS)のイオン6店舗でイオンのクレジットカード利用でポイント10倍キャンペーンを実施し、集客につなげる。

 サンエーは、売れ筋は油やコメなど2千円以下の商品だが、3千~4千円台の「成城石井」商品の販売も堅調という。前年以上の売り上げ目標を設定し、進捗(しんちょく)率は2割。ピークは、県外発送が今週末、県内は来週末と2回あるため、担当者は「どれぐらい売り上げが伸びるかは読みにくい」と話す。

 消費増税によるギフト需要の落ち込みを懸念して、一部商品の購入で10倍のポイントを付けるサービスを初めて実施し、販売を伸ばす考えだ。