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公明と維新系3人どう動く 石垣市自治条例の廃止きょう採決 与党からの説得不発か

2019年12月16日 13:30

 【石垣】石垣市自治基本条例の廃止を巡り、市議会が採決の賛否で揺れている。唐突な条例廃止の動きに「議論は不十分」とする非自民の与党市議3人に対して、15日まで廃止に賛同する与党の自民系市議は説得を続けたが、「廃止条例の取り下げ」を求められるなど意見が割れ、採決の行方は本会議に持ち越された。野党側は廃止となれば、議会解散を求める動議提出も視野に入れており、情勢は混迷を極めている。

(資料写真)石垣市役所

与党の廃止提案理由と主張、野党の反論

(資料写真)石垣市役所 与党の廃止提案理由と主張、野党の反論

 自治基本条例を廃止する条例には与党の自民系市議9人が賛同。数では野党と並び、賛否を明確にしていない公明と維新系市議ら3人の動きが鍵となる。

 与党市議によると、廃止に賛同する自民系市議は14日から断続的に反対・保留の議員に接触して説得を続けたが、「廃止条例の取り下げ」や「一部改正」などで、廃止とは異なる意見で対立した。

 説得を受けた与党市議の一人は「世論の動きを見る限り、取り下げか改正が妥当。賛同市議から賛成への妥協案を提案されたが、『内容は今から考える』では話にならない。本会議当日に賛否の判断を表明したい」と述べた。公明関係者は「過去に住民投票の採決で公明側は退席したが、それが支持者から批判を呼んだ。今回は自衛隊配備計画と住民投票を切り離して第三者の審議会で議論すべきだ」と指摘した。

 反対の姿勢を貫く野党議員は、廃止条例の撤回を求めて週末に市街地を中心に遊説を展開。自治基本条例の必要性についてマイクを握った内原英聡市議は「市民の皆さんでいま一度、自治の大切さを考えてほしい。廃止撤回を呼び掛けよう」と訴えた。

 一連の与党の足並みの乱れに関係者は「来年6月の県議選を見据えて出馬の動きがある与党市議を巡って駆け引きがある。ただ、提案した与党議員の振り上げた拳は行き場がない」と指摘。「議員の都合で市民がないがしろにされているのは確か」と話した。

 
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