【うるま】山芋作りが盛んな沖縄県うるま市石川の山城区(山城幸雄自治会長)で8日、山芋スーブがあった。婦人会による山芋を使った手作りの春巻きやジューシーなどのほか、中部農林高校の生徒が山芋を使って開発した特製の沖縄そばを販売。多くの区民が山芋料理に舌鼓を打った。

中部農林高校生が作った沖縄そばを求めて列を成した区民ら=8日、うるま市石川の山城区

 中部農高3年生の有志8人が半年かけて今年5月に完成させた「オキベジそば」は、重さを競う山芋スーブが地域で盛んな一方、食用としての認知度が低いことに着目。山芋と島ラッキョウの葉を練り込んだ麺に、スープはニンジンなど6種類の野菜とシイタケ、昆布でだしを取った。

 食品科学科の石川さくらさんはスープの開発を担当し、「動物性の食材を使わずどうコクとうま味を出せるか苦戦した」と振り返る。活動は勉強になったといい、「教員を目指しており、大学で学び、地域に貢献できる人材を育てたい」と語った。

 同区農家の山城長順さん(62)は「なんとか食材に生かせないか模索してきた。食材として普及すれば生産者、買い手も増えて地域活性化にもつながる」と期待した。

 そばを購入した農家の山城訓さん(62)は「あっさりしてとてもおいしい。ジョートーだね」と笑顔。婦人会の山城真智子会長(53)は「麺の食感も滑らかで、スープも野菜だしであっさりしている。山芋はいろいろな食べ方があると多くの人に知ってほしい」と話した。