【久高泰子通信員】旧石川市出身でパリ在住の影山(旧姓・仲村柄)千恵子さん(62)がこのほど、韓国済州の競技場で開催された太極拳の国際大会で四つの金メダルを獲得した。個人競技で、武式太極拳フリースタイル、陳式太極扇、八卦掌(はっけしょう)の3部門と合わせて、男女混合競技でも高評価を得た。

太極拳の国際大会で4つの金メダルを獲得した影山千恵子さん(右端)=韓国済州

 高校卒業後、上京するまで琉舞を習い、東京で琉舞に代わる活動として太極拳を始めた。「琉舞の素養があったおかげですぐに太極拳に溶け込めた」と振り返る。

 1984年に渡仏。東京で稽古を重ねていた流派が身近になかったため、新たな流派で再出発。最終的に楊式太極拳の流派で、中国の温州大学で武道科を卒業した中国人師匠の元で修行を積んだ。去年、その師と共に温州を旅し「師の母校での練習ぶりや他の同大学の卒業生に指導を受け、本場の太極拳を学んで大きな成果を得た」という。

 結婚後、3人の子育てのために休むこともあったが、育児を終え、稽古に熱心に取り組んだ。5月にはプロとして教えることができる免許状も取得。「健康を維持できる太極拳を指導していきたい」と抱負を話している。

(写図説明)太極拳の国際大会で四つの金メダルを獲得した影山千恵子さん(右端)=韓国済州