沖縄県警糸満署(金城和郎署長)はこのほど、独り暮らしの79歳男性の異変を察知して警察に通報し、室内で倒れていたところを救助したとして、沖縄県営浜川団地=糸満市兼城=の新聞配達員、金城良子さん(64)、隣室に住む濱元タケさん(80)、同団地自治会長の栄盛直也さん(41)に感謝状と盾を贈った。

独居高齢者の人命救助で糸満署から表彰された(前列右から)金城良子さん、濱元タケさん、栄盛直也さん=同署

 金城さんは今年10月下旬、男性宅の新聞が4日分たまっているのを不審に思い、濱元さん、栄盛さんに知らせた。県住宅公社を通して部屋の鍵を開けると、玄関先に男性があおむけに倒れていた。男性は救急搬送され、一命を取り留めた。

 金城さんは琉球新報の配達員歴25年で、民生委員児童委員も務める。配達先の住民、特に独居老人を気に掛けていた。男性のことも地域のミニデイサービスに誘うなど、ふだんから気を配っていた。

 金城さんは「新聞を楽しみにしている方なのでたまっているのはおかしいと思い2人に連絡を取った。これからも地域に協力したい」と語った。濱元さんは「初めてのことで驚いたがこれからも協力したい」、栄盛さんは「自治会長として地域に貢献できれば」と話した。

 金城署長は「あと1日発見が遅れていたら危なかった。亡くなっているところを発見されるケースも多い中、よく察知し助けていただいた。日頃から気に掛けていたことの表れ。警察としても非常に助かる」と感謝した。