琉球銀行は18日、同行を装ったショートメールを携帯電話に送りつけ、偽サイトに誘導してインターネットバンキングのIDやパスワードをだまし取る事案が発生したと発表した。同日夕までに個人客のIDとパスワードを使った不正送金が5件、総額479万8千円の被害が確認された。琉銀は注意を呼び掛けるとともに、他にも不正送金がないか調べている。

琉球銀行を装って携帯電話に送られたショートメール

 メールは17日夕、不特定多数の携帯電話にショートメッセージサービス(SMS)で送られた。「口座が不正利用されている」と口座の一時利用停止を促し、IDやパスワードを入力させる偽サイトに誘導する内容だ。「セキュリティ強化の為」と本人認証手続きを促す別のメールもあった。

 18日は沖縄銀行を装った同様のメールも確認されたが、被害は明らかになっていない。琉銀と沖銀は同日、ホームページなどで「当行ではお客さまにSMSや電子メールでインターネットバンキングのIDやパスワードを入力させることはない」などと注意を呼び掛けた。

 大手企業を装ったショートメールを送り付け、偽サイトに誘導して個人情報を盗み取るフィッシング詐欺が全国的に横行している。県警によると、県内で今年発生したインターネットバンキングの不正送金被害額は10月までに過去最多の3044万円に上っている。

(写図説明)琉球銀行を装って携帯電話に送られたショートメール