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「なんでいるの…」血の気が引いた“再会” いじめの中心人物と同じ高校、再び不登校に

2020年1月26日 06:05

【「独り」をつないで ひきこもりの像】 いじめで不登校に(中)

シンスケさんは中学時代に不登校になって、沖縄市の中央パークアベニューにあったネットカフェに毎日通っていた=22日

 中学1年生の時に受けたいじめで不登校、ひきこもり状態になったシンスケさん(25)=沖縄本島、仮名=はオンラインゲームにはまり、「心が救われた」。さまざまな人とつながり、心のよりどころを見いだした一方で、実社会では「不登校」の肩書が重くのしかかった。「人目が気になって不安」。再び学校に通うきっかけをつかめずにいた。

◆なんで行けない?

 父親はシンスケさんの負担にならないように「学校に行けそうだったら連れていくよ」と声を掛け、時々連れ立った。だが、シンスケさんにとっては校門に着くのもやっと。つらい思いをするくらいならゲームをしていたかった。クラスとは別の教室に登校できたこともあったが、行けない日々が長く続いた。

 父親もその頃、仕事と病気の妻の看病で余裕のない日々を送っていた。疲れて帰宅し、シンスケさんと対面すると、時々「なんで学校に行けないの?」と口をついて出てしまう。

 シンスケさんは血相を変えて怒りを爆発させた。父親はなんと声を掛けたらいいか分からなくなり、次第に「ご飯食べた?」といったたわいのない会話も遠慮がちになった。

◆父との関係も悪化

 不登校になって1年余がたち、高校受験の時を迎えた。進学を希望し、同級生が通うことはないだろう遠方の高校を受験。合格し、決意新たに進学したが、いじめの中心的メンバーだった同級生と思いがけず鉢合わせてしまう。

 

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