組踊上演300周年を記念した沖縄タイムス組踊公演「原点回帰~そして未来へ~」が23日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれた。組踊「執心鐘入」の上演や対談を通して、沖縄の至芸の歴史を振り返った。

組踊上演300年を記念して演じられた「執心鐘入」=23日、那覇市・タイムスホール(金城健太撮影)

 公演は「かぎやで風」「若衆特牛節」で華やかに幕開け。組踊「執心鐘入」(玉城朝薫作)では、恋い焦がれる思いが女性の姿を鬼に変える様子に満員の観客が見入った。

 公演の監修を務め、1969年の初演250周年時にタイムスホールで組踊を演じた島袋光尋さん(78)は「組踊を若い世代へ引き継ぐ思いが届いたと思う」と話した。

 伝統組踊保存会の眞境名正憲会長とジャーナリスト諸見里道浩氏は「組踊のこれまでとこれからを語る」と銘打って対談し、戦後の組踊復興の歴史をたどり、継承の意義を訴えた。

 主催は沖縄タイムス社。共催は沖縄芸能協会、男性舞踊家「飛輪の会」。