沖縄県うるま市で島袋洋子さん(68)が営むカフェ「夢見る天使」は、クリスマス期間中に約1カ月間だけ営業する。外観には美しいイルミネーション、店内には島袋さんが30年以上かけて集めたグッズ。クリスマス気分を楽しもうと、多くの家族連れらで連日にぎわい、島袋さんは「沖縄で一番クリスマスが味わえるカフェじゃないかな」と笑う。(中部報道部・宮城一彰)

「メリークリスマス!」と笑顔を見せる島袋洋子さん(右端)と従業員=22日、うるま市石川の「夢見る天使」

クリスマスグッズでいっぱいの店内では記念撮影するお客さんも多い=22日、うるま市石川の「夢見る天使」

「メリークリスマス!」と笑顔を見せる島袋洋子さん(右端)と従業員=22日、うるま市石川の「夢見る天使」 クリスマスグッズでいっぱいの店内では記念撮影するお客さんも多い=22日、うるま市石川の「夢見る天使」

 夫の仕事で米国に住んでいた若い頃、クリスマスできらびやかに飾る家を見て「沖縄の子どもたちにも見せたい」と思うようになった。2001年、家を購入したのを機に夢だったイルミネーションに挑戦。コンテストで入賞するなどして自信を付け、カフェとしても営業を始めた。

 普段はパンフラワーの講師をしている島袋さんは、11月から仕事を休んで1カ月かけて準備する。12月だけ営業し、年が明けたらまた1カ月かけて片付ける。インターネットは「全然分からない」そうで、ホームページや会員制交流サイト(SNS)のアカウントも持っていない。しかし口コミで評判が広がり、いつの間にかリピーターが増えた。

 4年前から家族で10回以上訪れている名護翔哉さん(8)=天願小2年=は「サンタさんのおうちに来たみたい」と表情を輝かせた。

 今年は29日まで営業を続ける予定。予約は受け付けておらず、いっぱいの時は順番待ちになることもある。

 「体力的に年々つらくなってきた」と苦笑いする島袋さんだが、子どもたちの笑顔が何よりうれしい。「いつまでできるかわからないけど、続けられるうちは頑張りたい」と、自身も楽しそうだ。

 問い合わせは同カフェ、電話098(982)5610。忙しくて電話が取れないこともあるという。