「先生、ありがとう」。沖縄工業高校でサッカー部顧問を務めた横田等さん(71)=那覇市=に指導を受けた7学年計36人がこのほど、サプライズで横田さんを招き、那覇市内で感謝を込めてフットサルをした。横田さんは「本当に驚いた。感無量」と再会を喜び、年を重ねても変わらないサッカー熱で教え子とボールを蹴った。(社会部・伊集竜太郎)

教え子とフットサルに汗を流す横田等さん(中央)=那覇市具志・クーガーフットボールパーク沖縄

教え子と一緒に記念撮影する横田等さん(前列中央)=那覇市具志・クーガーフットボールパーク沖縄

教え子とフットサルに汗を流す横田等さん(中央)=那覇市具志・クーガーフットボールパーク沖縄 教え子と一緒に記念撮影する横田等さん(前列中央)=那覇市具志・クーガーフットボールパーク沖縄

 きっかけは、本紙1月17日付の連載「ハマってます」で横田さんが紹介されたこと。記事を見た教え子の西平真仁(まさひと)さん(45)がサッカー部の同級生に横田さんとフットサルをやろうと呼び掛け、後輩にも広がった。

 会場は、教え子の當間正一さん(41)が代表を務める那覇市具志の「クーガーフットボールパーク沖縄」。施設オープン前のデモンストレーションとして11月に行った。

 横田さんは、西平さんの同級生だけの参加と聞かされて会場入り。隠れて待っていた約30人が指笛の合図と同時に走って現れると、横田さんは「あい、何でー」と驚き、一人一人と「久しぶりだな」と握手。年齢に合わせた背番号「70」のユニホームを贈られ、笑顔で袖を通した。

 教え子に交ざって全力でプレーした横田さん。シュートを打つたびに転倒して「腰が回らん」と悔しがり、教え子が笑顔で何度も起こした。ゴール左上に豪快なシュートを決めると、「今のはすげぇー」と感嘆の声が上がった。

 西平さんと同級生で、キャプテンだった高江洲賢さん(46)は「口うるさいけど何でも相談に乗ってくれた」と振り返る。大型バスの免許を取り、夏休みは毎日のように対外試合に連れていってくれたことが思い出だ。

 當間さんは1年時、県高校総体のメンバーに入った。「あの時入れてもらったおかげで、3年で国体に選ばれた。自分のサッカー人生を変えてくれたと言っても過言ではない」と感謝した。
 
 呼び掛け人の西平さんは「先生のおかげでこれだけの世代が集まれた。これからもサッカーを好きでいてほしい」と話した。

 試合の合間、当時や近況の話に花が咲いた。横田さんは「高校の時より、うまくなっているのもいるな」と、社会に出て人としても成長した教え子の姿に目を細めた。

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(写図説明)教え子とフットサルに汗を流す横田等さん(中央)=那覇市具志・クーガーフットボールパーク沖縄

(写図説明)教え子と一緒に記念撮影する横田等さん(前列中央)