ギタリスト、仲井戸“CHABO”麗市とシンガー・ソングライター、下地イサムのライブが14日、那覇市の桜坂劇場で開かれた。それぞれがソロで持ち歌を披露しながら、2人で登場したアンコールではいくつもの歌が重ねられ、熱気あふれるステージを繰り広げた。(学芸部・天久仁)

熱気あふれるステージを展開した仲井戸麗市(左)と下地イサム=那覇市・桜坂劇場

 ライブは仲井戸の2019TOUR「CHABO Route69」の一環。沖縄のソングメーカー下地と「RCサクセション」「古井戸」のバンドでギタリストを歴任した仲井戸はこれまでもステージを共にしていながら、序盤は緊張する下地とリラックスした仲井戸で対照的な2人。

 下地はミャークフツ(宮古言葉)をふんだんに「ミッタカッタサンザクンザ」、哀愁漂う「雨ざらしの椅子」「オーイン」など、フォークやブルース、ボサノバ調の曲を幅広く織り交ぜて歌った。

 「沖縄久しぶりー」と登場した仲井戸は「ブルースでぶっ飛ばせ」「毎日がブランニューディ」「Ol’55」などを軽快に歌ったほか、「ガルシアの風」では重厚な朗読で観客を魅了した。ともにギター1本の素朴なステージ。

 アンコールは2人が登場し、クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」でスタートした。ステージをこなして緊張がほぐれた2人はステージを楽しんでいる表情。仲井戸の「もう1曲」の掛け声に乗せて「いい事ばかりはありゃしない」などの曲を続けた。仲井戸がギターをエレキに持ち替えて「雨あがりの夜空に」のおなじみのギターフレーズが流れると、客席は総立ちで応える熱狂ぶりだった。

 「私にも沖縄にとっても、歴史的な日」と下地。両者とも感無量の表情でライブを締めくくった。